風蓮湖のニシン

北海道東部、別海と根室にまたがる風蓮湖。

広い湿原を持ち、自然の豊富な場所。

ここを産卵場所とするニシンが生息していて、

別海町では稚魚放流などによる資源量増加を目指す。

風蓮湖

風蓮湖(ふうれんこ)は北海道東部、別海町と根室市にまたがる湖。

南北2つの砂州によって海と隔てられた汽水湖で、

北から伸びる砂州を走古丹(はしりこたん)、

南側にある砂州を春国岱(しゅんくにたい)と呼ぶ。

風蓮湖は東西に広く、かつ複雑な形状をしていて、

外周の長さは90kmを超える。

周囲からは多くの川が流れこみ、広大な湿地帯となっている。

野生生物の宝庫であり、エゾシカやキタキツネなどの姿も。

野鳥も多く、タンチョウやハクチョウ、オジロワシなどが訪れる。

2005年には、風蓮湖・春国岱エリアが

ラムサール条約登録湿地となった。

ニシン

昔は凄まじい水揚げ量を誇った魚。

各地にニシン御殿が建てられるほどで、

ピーク時には30億尾とかいう桁違いの獲れ方だったが、

戦後すぐの豊漁を最後にほとんど獲れなくなった。

日本のニシンは、広いエリアを回遊する広域群と、

狭いエリアを回遊する地域群とに分けられる。

広域群は、ロシアのサハリンから北海道西部・日本海にかけての

広いエリアを回遊していた群(サハリン・北海道系群)が有名。

大量に獲れたのはコレらしいが、今は見られない。

他に太平洋側の噴火湾から三陸沖を回遊エリアとする本州系群もある。

地域群は、石狩湾・能取湖・風蓮湖・厚岸湖などの湾・湖沼を

産卵場所とするもの。回遊エリアも狭く、資源量も小さい。

乱獲や環境の変化により、ほとんどいなくなった所も多い。

魚の科学的な研究が進展する前にいなくなってしまったため、

よく分からないことも多い魚のようである。

風蓮湖のニシン

地域群ニシンのひとつが風蓮湖のニシン。

風蓮湖のニシンは2つのグループに分かれる。

4月に産卵のため湖内に入ってくる群と、

5月に風蓮湖の外海側・根室海峡沿岸などで産卵する群の2つ。

卵からふ化した稚魚は少し成長したあと、

7月頃には海へと旅立ち、回遊を始める。

そして翌年秋の頃には親魚に成長して風蓮湖に戻ってくる。

風蓮湖では1980年代から稚魚放流を行い

2000年には別海町ニシン種苗生産センターも設立された。

毎年多くの稚魚を放流、効果調査を行っている。

稚魚放流といえばサケが有名だが、

魚体の大きさの違いなどから、

ニシンはサケほどの回帰率・回収率は望めない。

ニシンの産卵・回遊という自然なサイクルを補い、

そのサイクルが細い輪から太い輪となるのが目標となる。

放流だけでなく、管理の部分も大事。

小さなニシンは獲らないよう網目を大きくする、

良好な産卵場所では漁をしない、などの資源管理。

産卵場となる海草が繁殖した場所・藻場の維持や、

流入河川の水質悪化防止などの環境維持。

自然増加にはそういった活動も重要。

年により漁獲量の波はあるが、

豊漁がニュースになることも多い。

さらに安定した水揚げを目指し活動中。

風蓮湖でのニシン漁は、11月から冬をまたぎ6月頃まで。

湖面が凍る1月頃からは、伝統漁法の氷下待網漁が行われる。

氷に穴を開け網を設置、泳ぐニシンなどを捕らえる。

別海町の名物として、地元グルメ・ジャンボシリーズに

登場する日も近い、かもしれない。

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