稚内のナマコ

北海道の北、稚内市では高品質のナマコが獲れる。

乾物などに加工され、古くから輸出品とされてきたが、

現在でも中華圏への輸出が多い。

稚ナマコの放流等も行い資源維持を図る。

ナマコ

おおざっぱにいうとウニやヒトデの仲間。

体の9割が水分という軟体動物。

ヘチマのような細長い形をしていて、

イボイボのような突起を持つものもいる。

ナマコの名前だが、もとは一文字の「コ」。

海鼠でコと読み、生の海鼠でナマコ。これが一般的になった。

煎る(乾かす)+コ=いりこ、コ+わた(内臓)=このわた、

といった感じでナマコ関連の言葉には「コ」が多く使われる。

世界に1500種類ほどもいて、

巨大になるものは長さ4m太さ10cmを超えるらしい。

日本周辺にも200種類ほどが生息していて、マナマコが多い。

食用ナマコもほとんどがこのマナマコ。

マナマコの大きさは、30cmくらいの長さでずんぐり俵型。

体色により、アカ・アオ・クロと区別され、

人気や価格・向く料理も違ってくる。

食材としてのナマコ

海辺で簡単に獲れるナマコは古くから食用とされ、

日本での歴史も1000年を超える。

体重の9割が水分でコラーゲンたっぷり。

ビタミンやミネラルも多く含み、

栄養価の高さから海の朝鮮人参(海参)ともいわれた。

日本では生のナマコが食用とされる。

酢の物として食べられ、コリコリとした食感を楽しむ。

形が米を入れる俵に似ていることから、

豊作のイメージにつながり、

縁起物として煮物などで食べられることもある。

ナマコの内臓を塩辛にしたものは、「このわた」と呼ばれ、

珍味としてトップクラスの存在。

乾燥させた干しナマコは高級食材として名高い。

特に中華圏で珍重される。

干しナマコは「いりこ」と呼ばれる。

フカヒレ・干しアワビと合わせ3大乾物として

昔から中国への輸出品とされた。

干すと軽く小さく保存性も増すため、輸出に向く。

干しナマコは滋養強壮のための食材や、漢方に用いられる。

中国ではナマコの形、特に突起・イボの有無や状態で

利用される地域やランクが分かれたりもする。

干しナマコの戻し方には時間がかかる。

もとが軟体動物なだけに、雑に戻すと形が崩れたりして、

残念なことになるので、しっかり戻し方を学ぼう。

やり方については各自で調べるように。

姿のまま煮物にしたり、刻んでスープにしたりする。

卵巣を干したものは「このこ・くちこ」と呼ばれ、

こちらも高級珍味として人気。

稚内のナマコ

北海道最北の稚内でも、ナマコ漁が盛ん。

北のオホーツク海と日本海を北上する対馬海流がぶつかる宗谷の海。

流氷パワーも加わり、栄養豊かなこの海で、ナマコはしっかりと育つ。

桁曳き漁と呼ばれる海底のナマコを頑丈な網ですくう漁法や

タモ網を使った漁法などで漁獲される。

水揚げされたナマコは、乾物加工され、

多くが中華圏へと輸出される。

稚内産の干しナマコ(いりこ)は、その品質のよさから、人気も上々。

ただナマコを獲るだけではなく、

稚ナマコの放流・育成状況の確認・

漁場の整備や管理・漁獲サイズや漁獲量の制限など

ナマコ資源の維持にも取り組む。

獲りやすく高価なため密漁への対策も重要となっている。

輸出先の中国などでも、昔からの乾物・塩蔵だけでなく、

フリーズドライやレトルトなどの需要も増えている。

また食の安全性や信用度なども求められてきている。

品質を維持し、需要のある加工を行い、

加工過程や輸送過程の透明化を行うなど、

日本のナイスな輸出品として頑張っていただきたい。

中国の経済発展により、

中華料理が世界に広がる可能性もある。

色々な国に向けた輸出が可能なように、

準備をしておくといいかもしれない。

情報発信やメニューの創作など、

稚内のナマコとしてナマコワールドを牽引できるか。

今後の展開に期待が膨らむ。

外部リンク

宗谷漁業協同組合

漁協の紹介

稚内漁業協同組合

漁協の紹介

稚内市

自治体公式サイト

稚内市観光協会

観光・イベント・特産情報など

Google検索 「稚内 ナマコ」

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