利尻島のウニ

高級な海の幸といえば、ウニ。

日本海の北に浮かぶ利尻島もウニ産地として有名。

美味しい昆布で育った2種類のウニが楽しめる。

稚ウニ放流や漁場管理など資源維持にも積極的。

利尻島

北海道北部、稚内市の西に浮かぶ利尻島。

島の真ん中には有名な利尻山が鎮座する。

利尻富士ともよばれるキレイな山体をした1700mほどの休火山。

百名山にも選ばれている。

北海道本島側からでもはっきりとその姿がわかるほどで、

まるで海に浮かぶ山。

その利尻富士を中心に円形の島を形成している。

高緯度かつ島という特殊な環境のため、

草花や樹木などの植生も独特。

短い夏を中心に、登山や花を求めて多くの観光客が訪れる。

利尻の海の幸

名物は島だけにやっぱり海の幸。

利尻島があるのは日本海北部。

この付は海流が入り混じるポイントでもある。

北から流れてくる冷たいリマン海流、

南から北上してくる温かい対馬海流、

さらにオホーツク海も宗谷海峡を挟んですぐ近く。

異なる海流の交わりは、豊富なプランクトンを養い、

それを餌とする魚たちもたくさん育つ。

そこに利尻富士から川を伝って山の栄養が流れ込む。

山からの栄養もあり、海の活力はさらにアップ。

島があることで、昆布などの海藻が育つ水深のエリアができ、

そこに生い茂るのが有名な利尻昆布

昆布などが海の森(藻場)を形成することは、

栄養・酸素の供給のみならず、

海の生物の生活・繁殖の場としても重要。

とまあ、いろいろございまして、

利尻島周辺は、日本でも有数の好漁場。

現在の利尻島での漁業は、

排他的経済水域の制限もあり、

島周辺での漁業に力を入れている。

昆布。ウニ・アワビなどの根付漁業と

タコ・カレイ・ホッケなどの沿岸漁業が盛ん。

水揚げ量の安定化のため、鮭・ウニ・アワビの放流や

昆布・ホタテ・ナマコの養殖などにも取り組む。

また、漁場の維持・管理も積極的に行っている。

漁業には、水温の変化や資源量の変動など

自分たちだけではどうにもならない部分が多いが、

色々とできることを増やしておくことは備えるという意味でも大事。

利尻 昆布 ウニ

昆布の名産地は総じてウニの名産地。

昆布が各地に生息する北海道は、

有名なウニ産地も多数ある。

利尻昆布で有名な利尻島。

当然、ここもウニ産地として名高い。

利尻島の前浜は、豊かに昆布が生い茂る。

ウニは基本的に何でも食べる雑食性。

その味は何を食べて育ってきたか、が重要。

良質の昆布を食べるとその味もよくなる。

というわけで、

おいしい昆布に囲まれた利尻島で育つウニは美味しい。なのです。

水揚げ量も多く、お隣の礼文島とともに、

北海道のウニ水揚げ量における存在は大きい。

利尻・礼文で北海道全体の2割3割を占めるともいわれ、

その好不漁具合はウニ全体の価格にも影響するほど。

利尻島で水揚げされるウニは2種類。

地元でガンゼと呼ばれるエゾバフンウニと

ノナと呼ばれるキタムラサキウニ。

エゾバフンウニは、芝生のようなトゲを持つずんぐり体型。

その身(生殖腺)は、濃いオレンジ色。

色味に負けず、濃厚な味わいが特徴。

キタムラサキウニは、長めのトゲを持ち、ウニらしい外見。

身は、黄色っぽい色をしている。

エゾバフンウニのものより大粒で、その味わいはあっさりめ。

ともにオスメスで色味が違い、

オスのものはメスのものより色が薄め。

味は若干オスの方が強めといわれる。

好みの味は人それぞれ。

タイミングが合えば、

食べ比べをしてみるのもいいかもしれない。

その漁期は、夏が中心。

エゾバフンウニは少し短く7月から8月ごろ。

空模様が悪かったり海が濁ったりすると、漁ができないので

設定された漁期のすべてで漁ができるわけではない。

ウニ漁は早朝の短い時間だけ行われる。

まだ朝というには早い時間から小舟が港を出ていく。

ウニは夜行性で夜は浅めのところにいるらしく、

深いところに戻る前に採るため、漁は早朝。

漁場に着いたら箱メガネで海底を覗きウニをチェック。

狙いを定めたら、長い棒についた網で一つずつすくい上げる。

昆布の茂る中、良質なウニを見定めるのが漁師の技の見せ所。

水揚げされたウニは、殻つきのまま出荷されるほか、

塩水パックや板ウニなどに加工される。

加工は鮮度が大事。手早く殻を割り、中身を取り出し選別。

スピーディに各工程が行われ、全国の消費地に届けられる。

ウニの旬が夏の観光シーズンと重なるため、

ウニ採り体験も人気がある。

自分で採った殻割りたて出したてのウニが食べられる。

重要な漁業資源であるが、

獲りやすく資源量の変動が出やすいウニ。

継続的に安定した水揚げを得るため、

漁協では色々な制限を取り決めている。

漁業日誌などによる資源量や成長具合の情報を用い、

各地区ごとの漁場および漁期、出港時間・帰港時間、

漁獲量や獲っていいサイズ、などを設定している。

ウニの天敵のヒトデ駆除も行われる。

個人戦でなく皆で、なので情報共有も大事です。

養殖にも力を入れていて、

島にはウニ種苗生産センターもある。

量を考えずにバラまくと、昆布の枯渇につながり、

それは昆布漁の不漁に直結する。

ウニと昆布のバランスを考えた放流、

育成状況の確認なども並行して行われる。

外部リンク

利尻漁業協同組合

漁協の紹介

利尻町

自治体公式サイト

利尻富士町

自治体公式サイト

利尻島観光案内

観光情報やイベント情報など

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