濤沸湖のニシン

オホーツク海沿岸にある湖、濤沸湖。

網走の東、自然豊富で野鳥もたくさんの湖。

漁業も行われ、ニシンの増殖にも取り組む。

ほかにチカや養殖の牡蠣も獲れる。

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濤沸湖

とうふつこ、と読む。

難しい字を使った当て字で、

名前の由来はアイヌ語のトプッ。

湖の口とかいう意味らしい。

オホーツク海沿岸にあり、

網走市と小清水町にまたがる。

海岸に沿った横長の形をしている。

湖の西でオホーツク海とつながる汽水湖。

湖と海を隔てるのは大きな砂州。

砂州上には小清水原生花園があり、

初夏を中心に多くの花が咲く。

湖岸には湿地帯が広がり、

アッケシソウ(サンゴソウ)も見られる。

四季を通じて色々な野鳥が見られ、

多くの渡り鳥の中継地点ともなっている。

主なところで挙げると、

オオハクチョウ・タンチョウ・カモやガンなど。

豊かな湿地が残り、

水辺の鳥たちにとって重要であるため、

ラムサール条約にも登録されている。

濤沸湖のニシン

濤沸湖では2004年から

ニシンの人工採卵など、

ニシン資源の増大に取り組む。

その昔、本当に凄まじい量が獲れたニシン。

海を大群で回遊し、

各地で御殿が作られるほど獲れたが、

戦後すぐに姿を消した。

このたくさん獲れていたのが、

広域性・海洋性ニシン。

ニシンにはもう一つ、

地域性・湖沼性ニシンというのがある。

汽水湖などで産卵し、狭い海域を回遊、

また汽水湖にもどってきて産卵する群。

資源量は少ないが、北海道の各地に存在。

濤沸湖もこの湖沼性ニシンの

産卵する場所となっている。

自然な状態では、海草で出来た藻場に

産卵。卵は草に付着し、ふ化する。

産卵し、卵からふ化しやすいような

産卵場を人工的に造成したり、

親ニシンを捕えて人工的な

採卵・受精・放流などを行う。

まだまだその漁獲規模は小さいが、

継続していくことで、回帰率も

回帰規模も大きくなることが期待される。

放流が漁獲に直結するという

魚種ではないだけに地道な活動が大事。

基本的には地元で出回る程度だが、

そのうち網走の名物の一つとして

目にすることになる、かもしれない。

ニシンが産卵しやすい条件として、

きれいな藻場であるというのも重要。

閉鎖性の高い湖であるため、

水質の管理・維持は大事。

健康な藻場があることは、

水質をきれいにしてくれて、

多くの生き物を育ててもくれる。

野鳥の宝庫として、

漁業の場として、重要な濤沸湖。

自然保護と人の生活、その二つを

両立するのは難しいが、

なんとか頑張っていただきたい。

濤沸湖の漁業

濤沸湖はかなり浅い湖で、

古くから漁業が営まれてきた。

ワカサギやシジミなどが獲れたが、

今はほとんど獲れなくなった。

現在では、上記のニシンのほか、

牡蠣も獲れる。

1992年から養殖をスタート。

小ぶりな一年物がメイン。

栄養たっぷりの湖水の中で育った、

ぷりっぷりの身が楽しめる。

なかなか安定しているのが、チカ。

ワカサギによく似た魚で、

パッと見だと分かりづらい。

チカは背ビレより尻ビレが若干後ろ。

ヒレのスタート地点で見分ける。

あとちょっと骨がかたい。

基本的に海に住む魚で、

産卵期には汽水湖にやってくる。

フライや天ぷらがオススメ。

外部リンク

網走漁業協同組合

漁協の紹介

網走市

自治体公式サイト

網走市観光協会

観光情報やイベント情報など

Google検索 「濤沸湖 ニシン」

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