十勝のインゲンマメ

日本では煮豆や甘納豆などとして、

世界的には準主食として、

活躍しているインゲンマメ。

日本国内では十勝が一大産地。

だいたい8割を生産している。

名物一覧での現在地
北海道の名物農産物豆類

インゲンマメ

世界中で食べられる豆の一種。

完熟した種子を食べる。

乾燥して保存できるので、

穀物やイモなどに次ぐ、

重要な食料となっている。

若く細めなインゲンマメ、

サヤインゲンは鞘ごと食べられる。

こちらは野菜に分類される。

漢字で書くと「隠元豆」。

17世紀に日本に持ち込んだ

僧の名前からとられた。

若いものは鞘ごと野菜のように

食せることから「菜豆(サイトウ)」、

一年に複数回収穫が可能なことから

「三度豆(サンドマメ)」とも呼ばれる。

関西では、インゲンマメ=フジマメ、

フジマメ=フジマメ、

サヤインゲン=サンドマメ、と

呼ぶところもある模様。

発祥と広まり方

原産は南米大陸。

かなり昔から食用として重要な存在。

大航海時代にヨーロッパへと渡り、

16世紀ごろに一般化。

その後、中東・中国を経て、

17世紀には日本へとやって来た。

北海道での栽培は、

明治の開拓以降。

日本でのインゲンマメ生産は、

大体15,300トンぐらいの生産量。

そのうち北海道が占めるのは、

14,500トンほどと、

ほぼ北海道の独占状態。

サヤインゲンに関しては、

日本各地で生産されている。

食べ方

生や加熱不十分だと、

激しい嘔吐や下痢などの

きつい中毒症状を引き起こす。

その原因成分はたんぱく質の一種。

そのため、しっかりと加熱をすると

熱変性により、食用可能となる。

世界各地で煮込み料理として

色々な味で食べられている。

肉と一緒に煮込む所も多い。

米や小麦などでは不足する

たんぱく質などの栄養が豊富なため、

パンなどとセットで提供される。

主な料理では

メキシコ系のフリホレス料理。

メキシコ・アメリカのチリコンカーン。

スペイン・ポルトガル・ブラジルなどの

フェイジャオンやフェジョアーダ。

フランスのカスレ。

地中海のインゲン豆サラダ。

イギリスやアメリカなどの

ベイクドビーンズ。など色々。

日本では、偉大な大豆先輩が

古くからいたせいか、それほど

料理で目立つ存在ではない。

おもに、煮豆や甘納豆、

アンコなどに加工されて食べられる。

品種

一口にインゲンマメといっても、

色々な種類があり、

向く調理方法も違ってくる。

<赤インゲン豆・金時豆>

外皮が赤いインゲンマメ。

金太郎のモデル、坂田金時から。

赤い顔をしていたところから、

濃い赤のものに

金時の冠がつくことが多い。

煮豆にされることが多い。

大正(たいしょう)金時を筆頭に、

福勝(ふくまさり)、

福良(ふくら)金時、

福寿(ふくじゅ)金時、

北海(ほっかい)金時、などがある。

<白インゲン豆・白金時>

金時豆から派生した白い豆。

白餡や煮豆などに。

福白(ふくしろ)金時が有名。

<手亡豆・てぼうまめ>

豆のヘソ部分以外白い豆。

ツルを支える手竹要らず、

というところからついた名前。

白餡や煮豆などに。

品種:雪手亡、姫手亡、絹てぼう

<大福豆・おおふくまめ>

ヘソも含めて真っ白な豆。

白餡にされることが多い。

品種:洞爺大福、大福

<うずら豆>

全体に斑紋あり、ウズラの卵に似る。

煮豆や甘納豆などに。

品種:福うずら、福粒中長

<虎豆・とらまめ>

ヘソ中心に半分ほど虎模様の斑紋。

少し粘り気がある。煮豆に最適。

品種:福虎豆、改良虎豆、虎豆

<花豆・はなまめ>

ベニバナインゲンの豆。

白い大白花、濃い紫の紫花豆。

煮豆や甘納豆にされる。

北海道とインゲンマメ

農産物豊富な北海道。

豆類においても、日本を

代表する生産地になっていて、

大豆や小豆などがたくさん作られる。

農作物の連作障害を回避し

土地の健康状態を保つ農法、輪作。

複数の農作物でローテーションし、

その中で豆類は栄養補給の

役割が大きい。

根粒菌が窒素固定して云々という、

よくできたメカニズムを持つため。

どんな働きでスゴイのかは、

さっぱりわからないので、

各自お調べくだされ。

北海道で生産される食用豆は、

大豆が73,000トン、

小豆が63,000トン、

インゲンマメが14,500トン、

となっている。

インゲンマメの作付面積は、

全体で8,500haほどあり、

種類別では

金時豆 5,700ha

手亡豆 2,200ha

その他 600ha といった感じで、

60%以上を金時豆が占める。

十勝とインゲンマメ

北海道産のインゲンマメ。

エリア別では、十勝の一強状態。

11,500トンほどを生産し、

だいたい8割を占める。

<更別(さらべつ)町>

インゲンマメ生産で日本一の町。

栽培面積は1,100haを超え、

2,000トンほどの生産量がある。

大産地ながら知名度はまだまだ。

商品開発やレシピ提供などにより、

特産品としての飛躍に期待。

高校で手亡豆を使ったジャムの

開発なども行われている。

<豊頃(とよころ)町>

栽培面積は500haほどで、

1,100トンほどの生産量がある。

北海道で2番目の規模。

<浦臼(うらうす)町>

栽培面積600ha弱、

生産量は1,000トンほど。

道内で2・3番目の規模。

さらに、音更町、本別町、帯広市、

士幌町、池田町、足寄町、

上士幌町などが続く。

名物として

用途が煮豆・甘納豆・白餡と、

けっこう地味めなインゲンマメ。

そのため、あまり商品開発など

特産品としての活躍は少ない。

んーむ。どうしたものか。

世界的には、準主食として

色々な料理方法のある豆。

日本的な使い方だけでなく、

海外での食べ方についても

知名度を上げるといいかも。

甘めのものから濃い味のもの、

サラダ・煮込み・ペースト状、と

その種類や組み合わせも豊富。

ヘルシー路線でもいけるし、

北海道小麦のパンとも合う。

日本に観光でやってくる人たちも

いるだろうし、

日本に来て自分の地元の料理が

食べられるのって、

気持ち的に結構大きなポイント。

日本全体での知名度向上とか、

まー大変でしょうけど、

がんばっていただきたいもんです。

外部リンク

豆類協会

豆について幅広く紹介

ホクレン

北海道農業全般

JAさらべつ

JA豊頃町

JAピンネ

地域の農業や特産品の紹介

十勝総合振興局

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