世界各地のジャガイモ料理とお酒

南米から世界へ広まったジャガイモ。

特に寒めの地域では重要で、

食事の中心として根付いている。

日本ではあまり品数がないが、

今後の発展に期待したい。

名物一覧での現在地
北海道の名物農産物根菜類ジャガイモ

ペルーのパパ料理

原産地。パパ=ジャガイモ。

パタタと覚えられ欧州に渡り、

ポテトの呼び方になったとか。

山地を中心に根付いている。

アンデス山脈沿いの他の国でも

似たようなものが食べられる。

パパアラワンカイーナ:

ジャガイモのチーズソースがけ

パパ・レジェーナ:

ジャガイモで挽肉を包んだコロッケ

パステル・デ・パパ:

つぶしたジャガイモ・味付け挽肉・

チーズなどを重ねて焼く料理

カウカウ:

ジャガイモ・牛のハチノスの煮付け

カウサ:

アレンジ自在なポテトサラダ

カラプルクラ:

乾燥ジャガイモを戻し、肉と煮込む

アイルランド・イギリス

色々な意味でつながりの深い両国。

料理でも類似するものが多い。

太めの揚げポテトをチップスといい、

薄いものはクリスプスと呼ばれる。

<アイルランド>

ジャガイモ飢饉でおなじみの国。

寒めだが、結構肥沃な土地を持つ。

16世紀からジャガイモを生産。

ブリテン島へとジャガイモを提供。

マッシュポテト:

伝統料理な存在。キャベツや

ケールなどと混ぜるとコルカノン、

タマネギやパセリなどと混ぜると

チャンプと呼ばれる。

アイリッシュシチュー:

ジャガイモ・タマネギ・羊肉で作る

シチュー。各家庭で千差万別。

日本でいう肉じゃが的な存在。

コドル:

ジャガイモをベーコンや

ソーセージと煮込んだもの。

ポテトとリークのスープ:

ジャガイモと西洋ネギのスープ。

形を残しても、つぶしてもいい。

ボクスティ:

ポテトのパンケーキ。甘くない。

肉やサラダ、チーズソースなどと共に。

ジャガイモのサンドイッチ:

パンでフライドポテト(チップ)や

ポテトチップ(クリスプ)を挟む。

<イギリス>

イギリスでもジャガイモは人気。

主食に近い扱いをされている。

日本での名品種の男爵イモと

メークインは、ともにイギリスから。

メークインはほぼ忘れられている。

フィッシュアンドチップス:

イギリスを代表するファストフード。

白身魚のフライと揚げポテトがセット。

酢・塩・レモンなどをかけて食べる。

ジャガイモのパイ:

マッシュポテトと挽肉を重ねて焼く。

ラム挽肉だとシェパーズパイ、

牛挽肉だとコテージパイ。

アイルランドも同様。

ドイツ

ドイツ北部からバルト海沿岸は、

痩せた土地と寒めの気候という

農産物生産の難しい土地。

フリードリヒ大王による

キャンペーンが実を結んび、

18世紀から普及が始まる。

新大陸からのジャガイモは、

地域の食糧事情を一変させ、

現在も重要な食べ物とされる。

ジャーマンポテト:

ジャガイモ・タマネギ・ベーコンなどを

香辛料と炒め合わせたもの。

ドイツだとシュペックカルトッフェルン。

クネーデル:

ドイツ語で団子の意味。

ジャガイモやパンをつぶして

団子状にし茹で上げたものが多い。

肉料理などとセットで出される。

カルトッフェルプッファー:

いわゆるポテトパンケーキ。

すりおろしたり千切りにした

ジャガイモ、タマネギなどで作る。

カルトッフェルズッペ:

ジャガイモのスープ。ニンジン・

タマネギ・ベーコンなどと煮込む。

とろみがあり、冬の定番料理。

アイントプフ:

家庭的な簡単スープ料理。

ソーセージ・ジャガイモ・ニンジン・

タマネギ・豆類が入ったりする。

農夫の朝食:

ドイツ語読みが分からない。

ジャガイモのオムレツみたいなもの。

シュップヌーデル:

ジャガイモ・小麦粉・卵・バターで

作られる小指大のパスタ。

北部ヨーロッパ

ドイツ周辺やその北側でも

ジャガイモは重要な農作物。

アルプスの国スイスも標高が高く、

寒さに強いジャガイモは大事な作物。

<ポーランド>

こちらでもたくさん食べる。

一人当たりの消費量でも

ヨーロッパトップクラス。

プラツキ:

すりおろしたジャガイモで作る

パンケーキ。

コピトゥカ:

ジャガイモで作るパスタっぽいもの。

ポーランド版のニョッキ。

サワトカ・ヤジノヴァ:

茹でジャガイモで作るサラダ。

ニンジンやグリンピースなどを入れ、

マヨネーズで和える。

バブカジェムニアチャナ:

ジャガイモのパイ。

すりおろしたジャガイモ、タマネギ、

卵、ベーコンやソーセージを混ぜ、

オーブンで焼く料理。

ピズィ(クルスキ):

ジャガイモの団子。

周辺国でも似たようなものを食べる。

<スウェーデン>

ハッセルバックポテト:

ジャガイモに切り込みを入れ、

アコーディオンのように開き、

オーブンで焼いて食べる。

間にチーズなどを挟むことが多い。

ヤンソンの誘惑:

ジャガイモ・タマネギ・アンチョビなどで

作られるグラタンのようなもの。

<スイス>

レシュティ:

ジャガイモのお焼き。

粗くおろしたジャガイモを焼く。以上。

肉料理と共に出されることも多い。

ラクレット:

茹でたジャガイモに

融けたチーズをかける料理。

アルプラーマグロネン:

じゃがいも、マカロニ、たまねぎ、

ベーコン、チーズなどで作る

簡単なグラタンのような料理。

ロシアなどの東欧

寒めな気候でも育つジャガイモは、

食事の大きな部分を占める。

一人当たり消費量もかなり多い。

<ロシア>

サラート・オリヴィエ:

ジャガイモ、鶏肉、ゆで卵、キュウリ、

キュウリのピクルス、ニンジンなどを

マヨネーズで和えたサラダ。

鶏肉の代わりに、ハムやソーセージ、

魚介類を使う場合もある。

首都サラダ、外国では

ロシア風サラダともいわれる。

ジャガバター:

焼いたジャガイモにバターを塗り、

トッピングとしてキノコ、ピクルス、

サーモンなどを載せて食べる。

ファストフードとして人気。お店だと

クローシュカ・カルトーシュカが有名。

<ウクライナ>

ボルシチ:

テーブルビートを使った

深い紅色をした煮込みスープ。

具は豚肉やジャガイモ、

キャベツ、ニンジンなど。

ヴァレーヌィク:

水餃子のような食べ物。

小麦粉の皮で、ジャガイモやキャベツ、

お肉やキノコで作った具を包んで

茹でる。

<ベラルーシ>

ドラニキ:

ベラルーシ版ジャガイモパンケーキ。

ジャガイモ、タマネギ、小麦粉などを

混ぜて焼く。サワークリームと共に。

周辺国でも食べられる。

フランスなどの西欧

<フランス>

フランスもジャガイモが人気。

パンに匹敵する登場っぷり。

ポム・フリット:

いわゆるフライドポテト。

料理の付け合わせになる。

アリゴ:

すりおろしたジャガイモと

新しめの山チーズ、ニンニク、

生クリームなどを、鍋の中で

混ぜながら煮込む。

かなりの粘り気で餅のよう。

タルティフレット:

ジャガイモ・ベーコン・チーズで作る

簡単なグラタン。冬に向く料理。

アッシ・パルマンティエ:

味付け牛挽肉・ジャガイモのピュレ・

チーズで作るグラタン。

どっしり重いが、旨くて人気。

<オランダ>

土地は狭いがジャガイモ生産多め。

そしてよく食べる。

ヒュッツポット:

ジャガイモ・ニンジン・タマネギを

一緒にマッシュした食べ物。

お肉料理の付け合わせにされる。

ブーレンコール・スタムポット:

茹でたジャガイモとケールを

マッシュして作る。ソーセージなどと

一緒に提供されることが多い。

<ベルギー>

ここでもかなり食べられている。

ほぼ主食といえる存在感。

フリッツ:

いわゆるフライドポテトで、

ベルギーが発祥地らしい。

フリッツはマヨネーズや

マヨネーズにハリッサ(辛い調味料)、

レモン汁などを加えたピリ辛ソースの

サムライソースを付けて食べる。

街中にはフリッツスタンドもある。

ヒュッツポット:

肉と野菜を煮込んだスープに

ジャガイモを入れて作る家庭料理。

ストゥンプ:

ジャガイモと野菜のマッシュ。

野菜は季節で色々。付け合わせに。

<スペイン>

トルティージャ(トルティーヤ):

スペインの厚めなオムレツ。

ジャガイモを中心にタマネギ、

ベーコン、ホウレンソウなどを炒め、

溶き卵をかけて焼き上げる。

中南米でも食べられている。

<イタリア>

ニョッキ:

ジャガイモと小麦粉で作るパスタ。

小さめの団子状。モチモチの食感で

トマトソースやクリームソースと合う。

北米

<アメリカ>

フレンチフライズ:

いわゆるフライドポテト。

ハンバーガーとのセットが定番。

ヴィシソワーズ:

アメリカ生まれの冷製ポタージュ。

ジャガイモ、西洋ネギがメイン。

なんだかフランスっぽい名前なのは、

考案した人がフランス・ヴィシー出身

だったため。

ポテトスキン:

レンジでジャガイモに火を通し、

半分に割って中をくり抜く。

その中に炙りベーコン・チーズを入れ、

オーブンでこんがりと焼いて完成。

パーティで人気のメニュー。

くり抜いたジャガイモをマッシュして、

中に戻し、チーズをかけて

焼いたものも美味しい。

<カナダ>

プーティン:

フライドポテトにグレイビーソースと

粒状のチーズカードをかける。

ファストフードとして広まっている。

プーティーヌ:

東部フランス系の伝統料理。

ジャガイモや小麦粉で作った団子。

料理にもデザートにもなる。

アジア

<中国>

ジャガイモ生産量で世界トップ。

消費量アップに積極的らしい。

ジャガイモの炒め物:

千切りにしたジャガイモを

食感が残る程度にさっと炒める。

細切りの牛肉・ハム・ピーマンなどを

一緒に炒めても美味しい。

シャキシャキなジャガイモ料理は、

他ではあまり見られない形式かも。

<韓国>

ジャガイモチヂミ:

すりおろしたジャガイモを

ニンジン・ニラなどと共に焼く。

モチモチした食感と香ばしさを持つ。

ジャガイモ麺:

麺にジャガイモを練りこむことで、

強いコシが生まれる。

冷麺などに使われる。

日本

料理メニューはそんなに無い。

じゃがバター

粉吹き芋

肉じゃが

ポテトサラダ

フライドポテト

カレー・シチューの具

あげいも

北海道のいももち

おかずとしては大味なためか、

そんなに人気にはなってない感じ。

団子やニョッキなどのメニューなら

まだ伸びしろがありそうな気もする。

ジャガイモのお酒

デンプンが豊富なジャガイモ。

それを利用したお酒も作られる。

ジャガイモが人気の地域、

主に寒めの地域で作られる。

<ウォッカ>

ロシアから東欧にかけて作られる。

ろ過と蒸留を繰り返した蒸留酒。

ほぼ無味無臭無色の澄んだお酒。

アルコール度数はきっつい。

ヴォトカ、ウォトカ、ウォツカとも呼ぶ。

<スピリトゥス>

世界最高度数のポーランド産蒸留酒。

原料は穀物・ジャガイモ。

カクテルのベースにされたり、

果実酒を作るときに使ったりする。

ほぼエタノールなので、

消毒用・体臭消しとしても用いられる。

ジャガイモが伝わる前の話だが、

ウォッカ類での消毒が日常的に

行われていたことは、中世での

ペスト大流行時にも、効力を発揮。

流行を免れる要因の一つとなった。

<アクアヴィット>

スウェーデンやデンマークなど

北欧で作られる蒸留酒。

18世紀末ごろの戦争を契機に

ジャガイモが伝わり、お酒も

作られるようになった。

<ソジュ>

韓国で作られる蒸留酒。

本来はお米が原料だったが、

戦後のお米不足の時期から

ジャガイモなどのデンプンを

利用したものが作られるようになった。

<ジャガイモ焼酎>

日本で作られるジャガイモの焼酎。

北海道清里町の焼酎醸造事業所が

1974年に作ったのがスタート。

現在は北海道内を始め、長崎などの

ジャガイモ産地の酒造所で作られる。

クセが少なめなタイプが多いが、

ジャガイモの風味を強く残したものも

あるなど、各醸造所により

特徴を持たせた焼酎が作られる。

外部リンク

ジャガイモ

wikipediaでの紹介ページ

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