帯広市のジャガイモ

北海道を代表する食べ物・ジャガイモ。

農業王国・十勝でも広い土地を

利用し、たくさん作られている。

その中心・帯広市でも生産が多く、

日本一の栽培面積を誇る。

名物一覧での現在地
北海道の名物農産物根菜類ジャガイモ

帯広と農業

北海道・道東・十勝エリアの中心地、

帯広(おびひろ)市。

物流や商業の中心として重要で、

商業規模は道内3位。

広々とした十勝平野の中央にあり、

農業がとても盛んなところ。

大規模な農業が行われ、

複数の農作物をローテーションし

連作障害を防ぐ輪作農法がメイン。

輪作で作る主な作物は4種類。

小麦、ジャガイモ、大豆・小豆、

砂糖の原料になるテンサイ、の4つ。

明治期の入植に始まり、

栽培方法や品種の選定を行い、

現在の輪作体系を作り上げた。

土地改良や冷害対策も大変だった。

現在でも、日本を代表する

食料生産地・十勝の中心として

重要なポジションにある。

十勝エリアのジャガイモ

日本の大ジャガイモ産地・北海道。

そのエリア別内訳をみると、

オホーツクエリアと十勝エリアが

群を抜いて多い。

オホーツク:70万トン、

十勝:60万トン、

他エリア合計:30万トン、な感じ。

そのエリアごとでも育てられる

品種のバランスに違いがある。

オホーツクエリアで中心となるのは、

デンプン加工向けの品種で、

生産量の半分以上を占める。

デンプンを取り出し、片栗粉や

糖化させるなどして使われる。

十勝エリアでの中心品種は、

料理などに使われる食用品種。

スーパーに並び、お店や家庭で

調理されて食べられる。

これが45%ほどを占める。

次に多いのが、ポテトチップスや

ポテトサラダに加工される品種。

皮むきのしやすさ、焦げ付きにくさ、

果肉の白さ、などを重視する。

こちらが30%ほど。

デンプン加工用も結構多く、

25%ほどを占めている。

帯広のジャガイモ

帯広市で作られるジャガイモ。

その栽培面積は3,400haほどもあり、

日本一の広さとなっている。

面積に比例し、生産量も

12万トンほどと日本一。

出荷量は僅差で網走市に

トップを譲る、といった感じ。

店頭に並ぶ品種の生産が多く、

目にする機会も多い。

カルビーの工場もあるので、

お菓子として接しているかも。

カルビーポテト

帯広市には、カルビーの子会社、

カルビーポテトの本社がある。

ポテトチップスで有名なカルビー。

その原料部門が独立したもの。

生産地に直結し、ポテトチップスの

一番大事な原料・ジャガイモを、

高い品質で安定して得るべく

いろいろ活動している。

加工用のジャガイモを集積、

本州各地の工場へと送る役割を持つ。

産地で原料を集めるだけでなく、

生産工場機能を帯広に持ち、

じゃがりこ・Jagabee(ジャガビー)の

生産も行っている。

生のジャガイモの販売や

乾燥マッシュポテトの

製造・販売も行っている。

二つのJA

帯広市に二つある農協が、

JA帯広かわにし・JA帯広大正。

市内を流れる札内川を境に、

西部がJA帯広かわにし、

東部がJA帯広大正、のエリア。

ジャガイモ作りにおいても、

それぞれに独自性がある。

大きく分けると、

帯広かわにしが加工向けに強く、

帯広大正は料理向けに強い。

かわにしジャガイモとポテトチップス

JA帯広かわにしは、そんなには

ジャガイモ推しではないが、

小麦・豆類に次ぐ面積1,800ha、

出荷額では小麦に次ぐ2位と、

重要な品種となっている。

秋に収穫され、3月頃まで出荷される。

中心となるのは加工用ジャガイモ。

全体で6万トンほど出荷されるが、

2/3を占めるのがカルビー向け。

ポテトチップス用の焦げにくい品種。

大規模なモノの流れを作り、

品質と量の安定に成功している。

しっかりしたものを作れば、

安定した需要があるので、

農家の経営面にもプラスの効果。

のこり2万トンのうち、

4/5がデンプン向けとなり、

料理などに使う品種は1/5と

かなり少なめとなっている。

大正のジャガイモとイベント

JA帯広大正は

けっこうなジャガイモ推しで、メインは

メークイン(メイクイーン)。

だいたい1,700haほどの畑で

ジャガイモが育てられるが、

そのうち1,400haほどが料理向け。

品種はメークインが大部分を占める。

料理向けジャガイモの中でも、

男爵イモに並ぶ有名どころ。

北海道各地で育てられるが、

帯広大正の占める割合は

約1/3とかなりのシェアを誇る。

この地域でメークインを本格的に

育て始めたのは、戦争終結後の

昭和20年代後半。

涼しい気候の帯広に合う品種で、

栽培方法も蓄積していくことにより、

種芋・栽培・収穫の安定化に成功。

昭和30年代後半からは

全国進出も果たし、メークイン産地の

トップを走り続けている。

ただたくさん作るというだけでなく、

収穫前の薬剤散布による

茎・葉の部分の除去を

機械作業に全面切り替えする、

残留農薬検査、生産履歴対応、など

安全面・安心面にも力を注ぐ。

8月下旬から収穫が始まり、

秋冬のカレーやシチュー、煮物など

からだの温まる料理に活躍する。

「大正メークイン」と名付けられ、

こちらのJAの基幹シリーズ、

大正シリーズの一員となっている。

他に、「大正だいこん」と

「大正長いも」があり、

地域団体商標も取得されている。

毎年、収穫期真っ只中の9月後半に

「メークインまつり」も開催される。

メークイン詰め放題が人気。

持って帰るのが大変だが、

発送もできるので大丈夫。

大きな鍋でつくる「いも煮」もある。

煮崩れしにくいメークインなので、

いも煮にしてもOKなのです。

メークイン以外にも、

地元帯広産の農畜産物が

色々と食べられる食のイベント。

外部リンク

JA帯広かわにし

地域農業や特産物の紹介

JA帯広大正

地域農業や特産物の紹介

カルビーポテト

会社紹介やレシピ、豆知識など

帯広市

自治体の公式サイト

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