帯広市のナガイモ

日本の穀倉地帯・十勝。

その中心、帯広市も農業が盛ん。

小麦やジャガイモなどがメインだが、

ナガイモも輪作で作られている。

生産量も多い、帯広名物の一つ。

名物一覧での現在地
北海道の名物農産物根菜類ナガイモ・ユリ根

市町村紹介

帯広(おびひろ)市

北海道東部・十勝エリアの中心。

十勝平野の中央にあり、

広々とした土地での農業が盛ん。

エリアの中心地ということもあり、

各地の農作物も集中、加工業や

各種サービス業なども集積する。

ナガイモ・北海道と帯広

北海道は青森県と並び、

ナガイモの産地として知られる。

この二つで全国の8割ほどを生産。

北海道全体では55,000トンほど、

うち十勝エリアで8割・45,000トンを

生産している。

帯広市での収穫量は、

13,000トンほどにもなり、

道内産地でもトップクラス。

そんなわけで、帯広市は

日本でも有数のナガイモ産地。

帯広でナガイモ栽培が始まったのは

昭和の終わりごろから。

徐々に作付面積を伸ばし、

ノウハウを蓄積しつつ

やり方や機械も改善を重ね、

北海道を青森県と並ぶ

ナガイモ産地へと成長させた。

帯広市では、小麦7,000ha、

ジャガイモ・テンサイ・豆類が

各3,500ha、と基幹4品種の面積が

かなり多くの割合を占める。

輪作のため、数年単位で

ローテーションを組んで作るので、

ある程度畑の使い方が決まっている。

その中でナガイモも健闘。

400haほどの畑で作られている。

土の面で特徴が強いため、

あまり栽培面積は伸ばせないが、

それでもかなりの量が作られる。

ナガイモ作り

ナガイモ作りは、春の準備から

雪の降る前くらいまでかかる。

かなり時間のかかる作物といえる。

ナガイモは連作障害が出るので、

複数作物をローテーションする

輪作体系の一部に組み込まれる。

他の作物よりも根が

地中深くにどんどん伸びるので、

畑選びがかなり重要となる。

フカフカめで小石などは無い方が

形の良いナガイモに育つ。

春になったら種イモを準備。

畑の土も掘り起こしていく。

1mほども掘る必要がある。

少し暖かくなったら

種イモを植え付けていく。

畑も広大なので、機械化も

進んでいるが、地道な作業。

植えられた種イモから芽が伸び、

ツルが出始める。

ナガイモは根のイメージが強いが、

地上部はそれほど知られていない。

ナガイモはツルを伸ばし、

そこに葉をつけ栄養を作り、

その栄養で根が肥大する。

ツル・葉の量もものすごい。

ほったらかすとツルは地表を這い、

成長にもバラつきが出てしまうので、

ツルを上に誘導するための

支柱やネットを畑に設置する。

支柱・ネットに絡みつき

上へと伸びたツルには、

夏が始まるころには

たくさんの葉が生い茂る。

畑に緑の壁が何本も走っている

ような光景が見られる。

葉が茂ると同時に、地中では

根がぐんぐん長く大きく成長する。

10月になれば収穫間近。

葉も枯れるので、ツルや支柱などを

撤去し、根の成熟を待つ。

畑の上にはなんもない状態。

収穫の終わった畑かな?な感じ。

ここからが大変。

地中のナガイモも成熟した11月、

一番きつい収穫時期が始まる。

地中深く1mほどまで伸びた根。

大量の土をどけないと、

まともに収穫はできないし、

その本数も数えきれないほど多い。

手作業では無理すぎる。

土木作業現場にあるような

土掘りマシーンを使い、

ナガイモの列に沿って

がっつり土を掘り起こし、

太い溝を作っていく。

その溝に人が入り、

壁に埋まった感じになった

ナガイモを掘り出していく。

上から掘って収穫よりかは全然楽。

とはいえ、収穫の瞬間は

ある程度は人力で土を掘る

必要もあるし、姿勢も屈んで

やる必要があるし、大きくて重いし、

すんごい本数あるし。。。

まー大変なのです。

心を無にして、こなすのかしらね。

色々あって収穫された

大量のナガイモたちは、

保存のための低温貯蔵庫へと

運ばれ、選別を待つ。

きれいに洗浄され、長さや

太さで分けられ、出荷の途につく。

保存性が高いので、すぐに

全量出荷されるわけではなく、

次の収穫前まで低温保管され、

長い期間に渡り選別・出荷される。

なので、買う側としては、

年間を通して手に入れることが可能。

旬としては一応、冬なのかな?

低温保管によって熟成が進み、

春以降は味が云々、は不明。

二つのナガイモ

帯広にある2つのJA、

JA帯広かわにし・JA帯広大正。

そのどちらもナガイモ生産が盛ん。

ともに商標登録済みで、

「十勝川西長いも」「大正長いも」

の名前でブランド化も行う。

十勝川西長いもは周辺8JA合同、

大正長いもは単騎。

勢力争いが大変である。

仲良く「十勝の長いも」としてさ、は

ムリなんだろね。

収穫作業が大変ではあるが、

生産量維持は北海道と青森にかかる。

日本食の輸出面でも、

保存がきき、特徴もある食材なので、

けっこう大事と思われる。

十勝の中でも切磋琢磨しつつ

ナガイモ作りをがんばって頂きたい。

まとめると

北海道の十勝・帯広は、

日本でも有数のナガイモ産地。

栽培に時間がかかり、収穫も大変。

出荷時期は長いので、

基本的に年中食べられる。

内部で2つのブランドに分かれる。

日本な食材として、

世界で活躍できるか。期待。

外部リンク

JA帯広かわにし

JA帯広大正

ともにナガイモを作る帯広の2農協

帯広市

自治体の公式サイト

帯広観光コンベンション協会

帯広の観光やグルメ情報など

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