テンサイ 歴史とか

世界で作られ砂糖となるテンサイ。

その歴史はサトウキビと比べ浅い。

スタート地点は北部ヨーロッパ。

熱帯のサトウキビとは逆の寒い所。

砂糖の原料として一気に進歩するが、

そこにはナポレオンが関係している。

名物一覧での現在地
北海道の名物農産物根菜類テンサイ

進化というか変化というか

砂糖の取れるテンサイが

世に出てきたのは結構最近。

原種からいくつかの段階を経る。

葉っぱ→テーブル→飼料→砂糖、

といった感じ。

これだけだとよく分からんね。

原種

フダンソウ属の原種は、

地中海や西アジアの辺りに

生えていた植物らしい。

紀元前から栽培がスタート。

葉を食用としていて、

今のフダンソウがそんな感じ。

いわゆるリーフビート。

根とテーブル

根の大きくなるものが注目され、

品種として改良されていき、

根を食べる野菜として分かれる。

現在のテーブルビート系。

食卓向けのビート、な感じ。

大きいことは良いことだ

テーブルビートの中でも

根が大きくなるものを選抜。

収量に期待できるので、

大きめな飼料用ビートとして

品種改良も行われた。

根も葉も飼料になる。

北の地方での栽培が多く、

寒さに強い系統が広まった。

この段階で15世紀。

甘いぞコレ

この飼料用ビートも甘みを持つ。

そこから砂糖を分離するのに

成功したのが1700年代半ばのドイツ。

1802年には初の工場もできた。

その直後、ナポレオンによる

対イギリス大陸封鎖が発生。

イギリスとその植民地からの輸入を

ヨーロッパ側から締めだすというもの。

それにより砂糖が絶たれる。

なんてこった。困るなあ。

その時点で砂糖は既に、

重要な嗜好品となっていた。

入ってこないなら作ればいい。

というわけで、飼料用ビートを

原料とした、砂糖の生産が本格化。

原料のビートも栽培面積を伸ばし、、

採れる砂糖も多くなるように

品種改良が進んでいく。

これが現代のテンサイにあたる。

製糖技術も向上させ、安定した

砂糖生産をできるようにも努めた。

テンサイからの製糖業が

しっかり成立したのは、1850年ごろ。

本格化からものすごいスピードで

各種改良が進み、大きな工場で

大量の砂糖が作られるまでになった。

テンサイ製糖の登場は、

北部ヨーロッパの歴史的には、

砂糖を自前で作れるようになった、

という点でかなり大きな出来事。

産地

テンサイは寒めな場所に向く。

秋に寒暖の差が大きいと、

より多くの糖分を貯め込む。

テンサイ栽培と製糖の本格化した

スタート地点・北部ヨーロッパは、

今もテンサイ栽培が盛んな地域。

気候的にもちょうど良い感じ。

ヨーロッパでの主な産地は、

フランス、ドイツ、ポーランド、

オランダ、イギリス、

ロシア、ウクライナ、トルコ、など。

緯度的に日本の北海道より

北の場所が多く見られる。

他大陸では、アメリカでも作られる。

アジアでは中国がやはり多い。

今後もっと生産を伸ばすかも。

日本では土地の広さや気候などで

北海道だけで生産されている。

砂糖界では新顔なテンサイ

一応サトウキビも絡めておこう。

砂糖といえばサトウキビ。

その歴史はかなり古く、

紀元前から製糖が行われていた。

そんな超ベテランと比べ、

18世紀ぐらいから登場という

テンサイは、かなり新しい。

現代の世界的な原料比率も

7対3ぐらいでサトウキビ優勢。

まあ産地や規模も違いますし。

まとめると

テンサイ系の植物のスタートは、

地中海・西アジアあたり。

葉を食用とするもの、

根を食用とするもの、

全体を飼料とするもの、と変化。

最終的に、北部ヨーロッパで

飼料用から製糖に成功。

ナポレオンの大陸封鎖を契機に、

栽培・製糖が一気に発展。

今ではサトウキビに次ぐ、

有力な砂糖の原料となり、

寒めな気候の国を中心に生産される。

外部リンク

テンサイ – Wikipedia

テンサイについて色々

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