テンサイ 栽培の流れ

北部ヨーロッパが本場のテンサイ。

北海道とは若干気候が違うため、

準備が雪の残る時期から始まる。

夏に成長し、秋に糖分を貯める。

収穫は大型機械が活躍する。

名物一覧での現在地
北海道の名物農産物根菜類テンサイ

日本では北海道だけ

日本の中ではテンサイ栽培に

向いた土地を持つ北海道。

広い畑を使える方が、

色々と都合のいい作物なので。

気候条件など細かい所で

向かない部分もある。

雪が多く長い、夏に高温多湿、

土壌の排水性の低さ、など。

北海道にばっちりマッチする、

というわけではなく、

そのアンマッチな部分の解消に

初期は苦労させられた。

工夫を重ね、機械化もし、

畑の排水性も向上させた。

今では安定した栽培が

広大な面積で行われている。

以下、栽培の流れとかをざっくりと。

まずは畑

畑で育つテンサイ。

土の中の根が大きくなる。

しっかり育ってもらうには、

畑の土もしっかり管理。

高い湿度に弱い植物なので、

排水性は高く保つ。

畑の下や横に水の逃げ道を作り、

雨で水たまりができないようにする。

また畑が酸性かアルカリ性かも大事。

酸性が強いと成長が悪いため、

土壌をチェックし、石灰などで調整。

春の雪解けと畑の凍結が終わり、

ある程度乾いてきたら、

深めにしっかりと耕す。

土の中に石などが多いと、

これも成長の妨げとなってしまう。

良く成長するように肥料も投入。

多すぎて良いことは無いので、

バランス重視。

有機肥料を入れるのも大事。

肥料としては薄めだが、

ワラや草などの有機物が

畑にたくさん入ることで、

排水性や通気性がよくなり、

テンサイも元気に育つ。

冬の準備 春の定植

テンサイ栽培は、雪解け前からの

しっかりとした準備が大事。

2月頃にはビニールハウスを建て、

3月から苗を育て始める。

たくさんの紙筒を連結させた

ペーパーポットに土と種を入れ、

ビニールハウスで芽出しと育成。

ビニールハウスで先に

ある程度育てておくことで、

健康な苗を畑に植えることが可能。

元気な苗は収穫安定の土台。

栽培面積の広大さに比例し、

その苗の本数も何万本となる。

雪も融けて春を感じる

4月下旬頃から、畑の具合を見て

育てた苗を植えていく。

手作業では無理なので、

大型機械で紙筒ごと植える。

紙筒は分解され、畑の一部となる。

雪のために栽培期間が短くなり、

その分成長も滞り、結果として

収量の低さとして悩まされてきた。

昭和36年から始まったこの方式で、

しっかり育ったテンサイが

収穫できるようになった。

ペーパーポット方式が大部分だが、

1割ほどは畑に直接種をまく方法も

取られている。

夏の成長 秋の収穫

5月頃から葉が成長。

その数も増え出す。

6月頃から地中の根も

成長を始める。

8月頃には、畑を覆うばかりに

たくさんの大きな葉を茂らせる。

見えない所で根もどんどん成長。

成長を促進する中耕や

成長の邪魔をする雑草駆除も

適宜行っていく。

根の成長は夏を越え、

秋になるまでじっくりと続く。

夜が寒くなってくると、

テンサイの本領発揮。

その根にたくさんの糖分を貯める。

昼夜の温度差が大きいと良い。

10月に入ると収穫シーズン開始。

しっかりと成長し甘さを蓄えた

大きなテンサイをどんどん収穫。

専用の大型機械が使われ、

葉の部分を刈った後に

土から根の部分を掘り上げる。

掘られた根は軽く土をふるい落とされ

タンクの中に貯められる。

収穫されたテンサイは、

畑の一角に山積みにされ、

製糖工場への出荷を待つ。

刈り取られた葉っぱは、

畑にすき込まれたり、

牛などの飼料にされたりもする。

その栽培面積も、ものすごく広く、

収穫期間は一か月半ほどかかる。

たくさん収穫されたテンサイは、

各地の製糖工場へと集められ、

砂糖などへと加工される。

準備が大変

ペーパーポット方式は準備が大変。

雪解けがまだ先な時期から、

ものすごい数の苗を用意する。

春前の準備から冬前の収穫で、

だいたい一年弱かかってしまう。

手間やコストは生産減少につながる。

生産面積が減ることは、

輪作のバランスにも悪影響。

時間も人手もかかる準備を

しなくてすめばかなり楽。

そんなわけで、手間を省ける

種の直播に向いた品種や

栽培方法が模索されている。

外部リンク

テンサイ – Wikipedia

テンサイについて色々

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