テンサイ 連作障害と病害虫

連作に弱い作物、テンサイ。

病気や害虫の被害が出やすくなる。

夏の高温多湿や大雨なども苦手で、

こちらも病害虫の原因となる。

輪作と排水性アップが基本的な対策。

名物一覧での現在地
北海道の名物農産物根菜類テンサイ

テンサイと連作障害

一つの畑で同じ作物を

年を続けて栽培することを、

連作(れんさく)という。

その作物の種類にもよるが、

連作により土壌内部の

栄養状態などのバランスが崩れ、

様々な弊害を引き起こす。

これが連作障害。

テンサイも連作障害のある作物。

病気や害虫の発生が頻発、

収量や品質に多くのマイナスを

与えることになり、農家にとっては

大ダメージとなってしまう。

一度発生してしまうと、

近くの畑のみならず、年をまたいで

悪影響を及ぼすこともある。

出ないに越したことはない。

テンサイと湿度

また畑の水分が多いのも苦手。

湿害に弱い作物の一つ。

大雨などで水分が増えると

排水性の低い畑では、

水がしばらく残ってしまう。

病気にかかりやすくなるので、

畑の排水性向上・維持も

連作回避と並んで重要。

夏の高温多湿な時期も

結構危険な時期。

病気や害虫

テンサイがかかる病気や

被害を及ぼす害虫は多い。

間の短い連作、

畑の排水機能管理不足、

夏の長雨、などがあると

その発生率もかなり高くなる。

病気としては、腐ってしまう、

葉が枯れていく、といった症状が

多い感じ。周りにも拡がるし、

葉を移動させ他ですき込んでも

広がったりする。困ったもんだ。

テンサイのかかる病気

そう根病

ウイルス性。葉が黄色くなり、

根は成長しなくなる。

畑の酸性が強いと出やすい。

連作でも出やすい。

高温多湿も被害を助長。

世界的に蔓延している。

褐班病

カビ菌が原因。

葉が枯れる。

初夏や夏に出やすい。

高温多湿でも出やすい。

葉に付いた菌は冬を越すので、

隣の畑が去年一昨年にテンサイを

栽培している場合でも、移ってくる。

糖分に与える悪影響が大きい。

斑点細菌病

バクテリアが原因。

夏の成長期に低温多湿をくらうと

出やすいが、苗の段階でも

低温下では発病する可能性がある。

葉に斑点ができ、縮んでしまう。

収量や糖度の低下。

斑点病

カビが原因。

海側の畑、秋に多い。

内陸でも発生しつつあるとか。

秋は糖分を貯める時期のため、

かかってしまうと糖度が低下する。

根腐病

カビが原因。

文字通り、根が腐る。

6月頃から発生。

葉と根の境目(地際・首)の

辺りから班が見え始め、拡大、

最終的に腐って枯れる。

出荷できずに収量減、

軽症でも糖度は低下する。

連作で出やすい。

中耕で首の付近に多めの

土が盛られた場合も出やすい。

葉腐病

根腐病と原因は同じカビ。

葉に班ができ、それが拡大、

葉が破れたり、枯れたりする。

当然根の成長を邪魔する。

黒根病

カビが原因。

根が腐って黒くなる。

7月8月に葉が黄色くなり、

根は水っぽくなり腐りだす。

病気が進行すると黒くなり枯れる。

連作で出やすい。高温多湿や

多雨など、水分が多いと拡大。

西部萎黄病

ウイルスが原因。

感染源はアブラナ科に多く、

アブラムシの一種が媒介する。

葉が黄色くなり委縮する。

7月ごろに症状が見え始め、

根の成長を妨げる。

媒介するアブラムシが

人家やハウスで冬を越すので厄介。

他にも色々あり、30ぐらいあるとか。

水分の多さが蔓延の土台になる。

その年の天候による部分も多いが、

できる対策はしっかりと。

テンサイ好きな害虫

テンサイには害虫も寄って来て、

葉や根を食べられちゃう。

食べられると成長が遅れ、

根が大きくならなかったり、

糖分が少なめになったりする。

農家にとってはダメージ。

食害部分は傷といえ、

そこから病気にかかることも。

その種類も色々あり、

農家を困らせる。

農薬もコストがかさむし。

ヨトウガ、

タマナヤガ、

シロオビノメイガ、

カメノコハムシ、

テンサイトビハムシ、

ハダニ、

ガンマキンウワバ、

アシグロハモグリバエ、

キタネコブセンチュウ、 などなど。

植物として同じ科の

ホウレンソウと共通する害虫もある。

対策

連作をせず輪作や休耕で

しっかりと間をとる、

畑の排水性を高めて

土壌湿度を適度に保つ、などが

基本的な備えとなる。

カビやウイルスに対する

薬品も多く開発されてはいる。

病気にならなきゃいいじゃんてことで

病気に抵抗を持った品種の開発も

行われている。

害虫に対しても殺虫剤は

色々あり、適宜使われる。

発生したら増やさない、

年をまたがせない、な感じ。

ウイルスやカビ、害虫も変化し、

強化・悪化することもある。

気候変動もありますし。

色々な品種を開発・保持し、

備えておくのも大事。

外部リンク

テンサイ – Wikipedia

テンサイについて色々

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「テンサイ 病気 害虫」

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