テンサイ 北海道での輪作

北海道が豊富な農作物を

生産できる理由の一つが輪作。

広い土地で作物をローテーションし、

畑の土壌バランスを維持する。

その輪作でテンサイは柱として活躍。

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北海道の名物農産物根菜類テンサイ

連作と輪作

同じ畑に同じ作物を

年を続けて栽培するのが、連作。

土壌バランスが悪化したり、

ウイルスなどの密度が上がったりし、

病気や害虫の発生を招く。

当然、収量や品質も低下する。

これが連作障害。

連作障害を回避するのに

手っ取り早いのが、

同じ作物を作らないこと。

数年作らなければいい。

かといって空き地にしても

効率が悪いので、他の作物を植える。

作物も種類によって、

畑に及ぼす効果も異なる。

いくつかの作物を育て、

毎年畑を変えて、

ローテーションさせていく。

これが、輪作。

テンサイと輪作

テンサイも連作障害がある作物。

同じ畑で次に作るまで

3・4年ぐらい間を置くと、

病害虫の発生も抑えられ、

結果として収量も回復する。

連作したり、間隔が短かったりだと、

病気や害虫が発生しやすくなり、

悪影響は年をまたいだりもする。

そんなわけで、テンサイは

輪作という農業スタイルが合う。

北海道輪作とテンサイ

北海道農業といえば、輪作。

広大な畑で、いくつかの作物を

ローテーションで作ることで、

安定した収量を実現している。

その北海道型の輪作で

作られるものの一つがテンサイ。

かなり重要な存在。

他に、小麦・ジャガイモ・豆類があり、

基幹作物となっている。

国内生産に占める割合も高い。

道内でも輪作が盛んなのが、

十勝平野を有する十勝エリアと

オホーツク海沿岸の南東部。

十勝では、一例として、

小麦→テンサイ→豆類→ジャガイモ、

の順番でローテーションを組む。

四年輪作体系と呼ばれる。

コーン、ナガイモ、ゴボウ、

ダイコンなども組み込まれる。

オホーツクでは、

気候的に豆類栽培が難しく、

小麦→テンサイ→ジャガイモ、

といった感じの三年輪作体系。

期間が短くなってしまうので、

緑肥を育てたり、堆肥を入れるなど、

畑の健康度を維持する取り組みも。

ダイコンやタマネギ、牧草、

飼料用トウモロコシなども作る。

どちらの地域でもテンサイは、

小麦・ジャガイモと共に

輪作の柱として、

膨大な量が作られる。

輪作で作られる基幹作物は、

代わりがきかない。

種苗・栽培・収穫・出荷という

一連の流れも、強固に組んである。

北海道の気候にマッチし、

作業効率よく、収益につながり、

病害虫を含めローテーションを

壊さない、そんな作物があればね。

今後もしばらくは、ある程度、

現状の輪作体系が続きそう。

品種のバランス

輪作は、それぞれの作物で

同じ面積を作るのが基本。

ぐるぐる回すので、

面積が違うとアンバランス。

しかし、作物により収穫までに

かかる作業や時間などの

コストが結構違っている。

小麦はかなり省力化できる。

反対にテンサイは大変な部類。

春前の苗作りが相当に負担。

春前から冬前まで、

約一年かかってしまう感じ。

そんなわけで、テンサイが減り、

小麦の面積が増える、という

状況になりつつある。

輪作でやっていくためには、

テンサイも続けないと、ではあるが、

コストと収益のバランスが悪いと

なかなか難しい。

砂糖にしたあとは保存がきく。

保存がきく食品は、世界的な

貿易でも扱われる量が多い。

熱帯地方の国々で作られる

安い砂糖が入ってくる状況下で、

国内産だから高値、というのも

難しい。

んーむ、どうしたもんかねえ。

農家も収益あってこそ。

かといって代わりが無いし、

無くしたらバランスが崩れる。

北海道のテンサイ抜いたら、

砂糖の自給率1割切るだろうし。

とはいえ高くもできない。

海外産の量と安さは強力。

買う方としては、安けりゃいい、

な感じは否めないし。

補助金政策も賛否あるし。

んーむ、むずかしい。

とりあえず、大変な春前の準備を

軽減できれば、栽培は楽になる。

春に畑に直接、種をまいても、

十分に育ってくれる品種の開発や

栽培方法の確立が模索されている。

外部リンク

テンサイ – Wikipedia

テンサイについて色々

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