芽室町のスイートコーン

北海道・十勝の芽室町。

十勝平野の農業盛んな町。

スイートコーン生産で日本一。

美味しく育て缶詰にして出荷、という

サイクルが大量生産を支えてきたが、

台風により大きな転換期を迎える。

名物一覧での現在地
北海道の名物農産物果菜類スイートコーン

市町村紹介

芽室(めむろ)町

北海道・道東・十勝エリアの町。

帯広市の北西に沿う感じ。内陸。

十勝平野の西側に位置し、

広大な耕作可能地を背景に

たくさんの農作物を生産する。

北海道の農業系名物の常連。

自慢のコーン

色々な農作物を作る芽室町。

小麦・ジャガイモ・テンサイ・

豆類の輪作を中心に、

根菜類や葉もの野菜なども作る。

中でも自慢なのがスイートコーン。

作付面積・収穫量で日本一。

11,000トン以上を生産する。

1970年代にスイートコーンを

加工する工場ができ、

それに伴い生産も拡大。

洋食の普及や飲食店の増加などで

スイートコーンの需要も増える中、

順調に栽培面積・生産量を伸ばし、

現在のトップ生産地の地位を築く。

イネ科のトウモロコシは、

十勝で行われる輪作との相性も良い。

葉・茎・軸といった残さは

畑に還元され地力向上に役立ち、

十勝でも盛んな畜産業・酪農業で

牛たちに与える飼料にもなる。

野菜なコーン

保存のきく作物が多い十勝だが、

スイートコーンはちょっと違う。

成長の途中段階で収穫される。。

収穫後の鮮度落ちが

とても早い事で有名。

分類でも野菜として扱われる。

スイートコーンを大量生産するには、

その分をすぐに出荷できるか、

すぐに加工できることが必要。

日本の消費地は、首都圏や東海、

近畿など、本州が多い。

単純に距離の遠い北海道・芽室、

新鮮野菜として出荷するには

なかなか難しい。

なので、スイートコーンを

美味しい時期・時間帯に収穫し、

美味しいうちに短時間で加工し、

美味しさを閉じ込める。

加熱・調理し、缶詰等にすることで

保存期間も伸び、出荷も安定する。

芽室町には、缶詰加工を行う

日本罐詰の工場があり、

芽室をはじめ十勝エリアにある

たくさんの農家からスイートコーンを

受け入れ、処理してきた。

大きい工場でも一日あたりの

処理能力には限界があるので、

種まき・収穫の時期をずらし、

美味しいときに収穫・出荷・加工が

スムーズに行われるような、

作る側のスケジュール管理も

しっかり行われてきた。

美味しいものをたくさん作り、

美味しい時に一気に加工する。

それが大規模にできたからこそ、

芽室・十勝でスイートコーン栽培が

広まり、日本一の大産地となった。

地元グルメ

芽室を代表する名物、

ということで地元グルメも開発。

「十勝芽室コーン炒飯」。

2008年に登場。

黄色い炒飯に黄色いコーン。

特製コーンバターと卵を使い

作られた炒飯の上に、

バター醤油で炒めたコーンを

たっぷりと載せたもの。

コーンと共にバター感も強め。

町内の飲食店で提供されるほか、

学校給食にも登場する。

台風と工場とコーン

農業はコントロールのきかない

自然をある程度把握し、

うまく利用して行っていくもの。

手に負えなくなることも多々ある。

2016年、8月に台風が襲来。

十勝のたくさんの畑に被害が出た。

収穫寸前のトウモロコシ畑でも

どんどん倒され、収穫不可に。

さらにきつかったのが、

缶詰工場も浸水し、

被害が甚大だったこと。

スイートコーンの大量生産と

表裏一体な存在の大量加工が

出来なくなってしまった。

復旧についてもコスト面や

なんやらで色々と難しく、

缶詰製造自体からの撤退も決定。

パウチなどの形で製造模索など、

先行きは不透明。

スイートコーンを作る側にとって

加工・出荷は死活問題。

作っても工場に出せないというのは、

鮮度命なスイートコーンには大問題。

替わりに他の作物を、といっても

農業は年単位でスケジュールを

組んでやっていくし、十勝のような

大規模なら尚更変更しづらい。

輪作ローテーションのこともある。

保存や出荷先なども考えないと。

コーン缶詰でのシェアは

ものすごく高かったため、

消費する側にとっても色々影響。

飲食店でのメニューや味にも

変化があると思われる。

台風と共にやって来た大転換。

大変な状況ではあるが、

これを契機とし、これまで以上に

名物として活躍できるかもしれない。

定番となっていた缶詰から

パックタイプに転換のタイミングで

ばしっと十勝産スイートコーンを

アピールし、新たな定番食材として

使われるようになれば、とも思う。

スイートコーンを作るノウハウは

十分に蓄積され、名物としての

認知度も上がっている。

ブランド力を失わないためにも、

早めに安定加工・出荷が

できるようになるといいが。

今後の動向が注目される。

外部リンク

JAめむろ

地域農業や特産物の紹介

日本罐詰株式会社

コーン缶詰を作っていた会社

芽室町

自治体公式サイト

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芽室町観光物産協会

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