ツルンとしたキノコ、ナメコ。
食用として人気のあるキノコ。
北海道でも生産が行われ、
その多くが道北で作られる。
キノコの里で有名な愛別町や
和寒町、比布町が産地を形成する。
なめこ
ぬるぬるした何かに包まれた
黄色茶色めなミニキノコ、ナメコ。
キノコの中でも個性が強い。
スーパーでも売られている。
ナメコは日本や台湾に分布する。
モエギタケ科スギタケ属のキノコで、
仲間には毒性の強いキノコも多い。
野生のものは秋がメイン。
ブナやナラの木の切り株などに
生えてくる。ときに群生する。
湿った環境だと、もうヌルヌル。
ムチンと呼ばれる粘り気のある成分が
キノコの周り全体を覆う。
乾き気味になったものは、
野生のエノキタケに似ている。
食用として人気のあるキノコで、
大きくなる前に出荷される。
生産性を考慮し、菌床栽培が
ほとんどを占めている。
味噌汁や鍋物に入れられて、
食べられることが多い。
大きく育ったものは、直火焼きで
食べたりもできる。
全国的にも生産されていて、
全体で25,000トンほど作られる。
多いのは新潟県・長野県・山形県で、
それぞれ4,000トン超え。
産地は東日本がメインですな。
北海道でも1,500トンほどが生産され、
全国的に見ても5位と、けっこう上位。
道内のナメコ産地は北にある
北海道でもナメコは生産されているが
産地の数は多くない。
かなり集約的な農作物なので、
やるとこはやる、みたいな感じ。
道内ナメコのトップは、
エノキタケでぶっちぎり一位獲得の
道北・愛別(あいべつ)町。
旭川の近くにある山あいの町。
エノキタケを筆頭に種類も豊富に
たくさんのキノコを生産する、
「キノコの里」な町。
エノキタケほどの量ではないが、
ナメコもたくさん生産され、
年間で500トンほどを出荷。
道内の1/3ほどを占めている。
9月にはキノコフェスティバルもある。
秋なキノコとしてナメコも活躍。
キノコと共に町の名産の、
お米や牛肉とも競演する。
愛別町のほかにもいくつか。
愛別町のさらに北にある
和寒(わっさむ)町。
わ!寒っ!の名に負けず、
冬はめちゃくちゃさむい所。
日本一のカボチャ生産量、
越冬キャベツなどが有名な町。
キノコ栽培にも力を入れ、
なかなかのキノコ産地。
北海道なキノコのタモギタケや
シメジの他に、ナメコも栽培。
300トンほどを生産している。
旬的には、カボチャ・ナメコ・
越冬キャベツ、な感じですかね。
順を追って食べちゃいましょう。
愛別町と和寒町に接する
比布(ぴっぷ)町でもナメコは
生産されている。200トンぐらい。
そんなわけで、旭川北西エリアは
北海道を代表するナメコエリア、
と呼べるような地域。
行く機会があったら、ナメコなどの
キノコたちをたっぷり食してみよう。
外部リンク
愛別町・上川町のJA
士別市や和寒町などの広域JA
比布町のJA
自治体公式サイト
農作物の統計情報
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